詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
踏み込んだの春日をまとう草むらにそっと隠れる小さないのち
16
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へし切
霞立つ野辺のけしきの土筆つみたる里の春し思ほゆ
21
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KEN
夜叉五倍子と 雪消の水を 仄搖らす 何處ともなし 河鹿の戀歌
16
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詠み人知らず
手を合わす形せし白木蓮のつぼみ雅に明日は咲くらむ
14
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舞
なごり雪ひと恋し日を偲ばせて触れては濡らす頬も心も
14
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詠み人知らず
足取りも軽くなりゆくタンポポの小道やがては君の待つらむ
15
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詠み人知らず
青の慈悲 秘仏三体見上げては夜間参拝 恋こがれたり
8
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へし切
悲しくて淋しい時は青空を忘れないでと空色の花
21
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野吹
夜を残す目覚めの袖の露に知る夢路に見えし昔の面影
23
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野吹
あしひきの深山にひとり咲く梅を我のみ知ると鳴ける鶯
22
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蔓葵
春雨にあらそひかねて咲く花もこの日ばかりは墨染めの色
21
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滝川昌之
春雷は去りゆく季節(とき)の断末魔 梅花散らして咆哮の空
21
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夢士
朝焼けの中にくっきり山白し早春のゆき丹沢の嶺
13
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へし切
いろいろに花はあれども梅の花 春 先がけて咲きにほふかな
22
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KEN
枯れ草に 埋もれ哀しむ 棚田にて 誰を呼ぶかは 鳴き交ふ雀
16
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夢士
虫のごと駅前広場人の群れスマホ見る顔みな同じ顔
13
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夢士
開け放つ窓より聞こゆ沈丁花あさの陽きらり葉先の雫
10
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千映
啓蟄の文字促され庭に出る疲れた花々回復吾の手で
5
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千映
大正と昭和平成生き抜いた今度の元号待ちわびる母
15
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詠み人知らず
あり様のわからぬままに年老いて今さら求める新書は「老人」
13
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