Chicoのお気に入りの歌一覧
灰色猫
水仙は雪をかき分け香を放つ降りゆく雪にもう負けないと
9
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只野ハル
新年の初投稿をした筈が鯖の心臓まだ年越さず
4
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KEN
天そそる あしびきの峰 夢と見む 夜更けの雪に 喜馬拉邪杉よ
11
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洩矢転石
間違った道の先には新しい景色があるときみは笑った
4
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ひめくり
三賀日過ぎてホトホト机上へのモノ積み始め日常の来る
4
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名鈴
作り物 仮にも神と 呼ばるるを 人の御するが 適ふものかは
7
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谷村思亜
一生は 頂きものと知り置きよ 祈りの間に間に生きとし生かぬ
8
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滝川昌之
兄と成る長男と待つ産院の廊下に猛き産声を聞く
23
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横井 信
読み終えた本の教えを胸にだきそっと眠れば休みはあける
10
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千映2
雪の中 ロールキャベツの湯気と香は流れて届く翁に差し入れ
5
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葛城
擦る墨の匂ひ立つなり淑氣滿つ青疊の上になりを正せば
19
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名鈴
初夢の 叶ひて嬉し 春の海 舟に揺られき 夜の明くるまで
9
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千葉 甫
静止したように回っている独楽の揺らぎ始めて現実へ還る
6
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和花
都会へと戻る娘を見送れば 我はぴえんと取り残されぬ
2
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舞
宇宙へと放射冷却零下十青満つ空の明き朝焼け
9
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滝川昌之
産まれたての仔馬のごとくおぼつかぬ襷つないで崩れる脚は
20
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はるのかおり
出窓から息を潜めて降り立った屋根だけが知る真夜中の涙
4
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桜田 武
正月の三が日雪降らず静か二人の会話居間にぽつりぽつ
6
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ひめくり
新しき手帳の隅にまず記す郵便受けのダイヤル番号
4
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リクシアナ
裏参道ふるき籤を結び捨つ花あるばかりが行く道でなし
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