夢士のお気に入りの歌一覧
KEN
迷ひ子が 目を伏せ拭ふ 一粒や 逢魔が刻の 月に夕づつ
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露草
詠む歌に応へる歌は返らねどなほもわれ詠む帰らぬ人に
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ななかまど
雪どけや水に山靴ぬれはじむ山に近づく山が近づく
14
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滝川昌之
錆びついた熊手に遠き潮騒と子らとあさりの格闘を聴く
17
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名鈴
懐かしき 菓子の色色 思ひ出で 母を偲びて 味はひを似す
11
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蔓葵
花ながらあはれきるべき藤衣はるばる人の訪ひもこそすれ
12
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KEN
結べずに 散れば初夏 林檎花 苫屋の壁に 落とす夕影
15
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名鈴
椀の中 海土風の 春出会ふ 目にも旨しき 若竹煮かな
12
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舞
顔を想うも苦し名こそ秘すこの身うつつに消えぬこの間は
7
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藤久崇
籠り居る つとめあるかや 日のかげは ほの増して間の この身に射せり
8
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蔓葵
道に散る色あるかたを訪ね来て花のあるじを今日見つるかな
12
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ななかまど
この星は見えざる敵に疲弊して小さき家で今は我慢と
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滝川昌之
名詞でも流れ出したり匂い出すたとえば「風」と詠む歌人の
17
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うすべに
春日野に藤むらさきの蝶の舞 朱に照らされて深まる思い
10
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萱斎院
ゆふまぐれきみが衣と見まがへぬ 寄する藤波むらさきまさる
7
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横井 信
強くなるひかりは夏を連れて来る両側に咲くさつきの並木
15
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KEN
初夏や 足裏に哀し 藪椿 小鳥恋歌 囀ずればなお
11
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KEN
鬼野芥子 我も花ぞと 睨みけり わらべ心を 探す土手道
13
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舞
校庭の今年の桜子どもらは知ることはなくひとつ大人へ
6
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名鈴
思ひ交はし ともに住みたる 一つ家も 心のあきに 風塞き敢へず
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