紹益のお気に入りの歌一覧
矢車菊
ある春の電車に乗ろう触覚の一本だけを冬に残して
5
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矢車菊
砂時計のなかを時間が落ちてゆく握ることさえできないひかり
10
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へし切
老い鷹の 気高き翼広げ舞ふ 猛きこころの 空なほ青く
26
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夢士
しらすぼし白米の香や朝の膳変わらぬ日々の幸せなりと
15
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矢車菊
風船の糸の端っこにぎってた空に吸われた指きりげんまん
13
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詠み人知らず
夢の君 リアルではない でも何故か 声交わしたい リアルの如く
2
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笑能子
運不運一喜一憂順巡り平らな道は何時かの彼方
1
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矢車菊
一日の終わりにひらく「うたのわ」は顔の見えないうたびとの宴
18
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舞
老う身にはまだ身に沁みる春風もひと冬越えし安らぎの色
10
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詠み人知らず
強烈に湿気の多い客室で 背中とおでこ 流れる結露
14
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あまおう
春風をまとってきみがこっち見て そりゃあ、花粉も舞いあがります
17
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あまおう
とうとうと 窓に湧き出る日だまりに とけて今また おやすみなさい
16
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あまおう
「お天気ね」「気持ちいいね」の その後は、黙っていても満たされる空
26
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詠み人知らず
生け花のならひのごとく言の葉を切りて挿しては歌を詠まなむ
8
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詠み人知らず
洞穴にひしめきならぶ水晶は闇の永きに輝きひそめ
5
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秋日好
飛べなくてひとは地面に縛られてこの世の中を悲しみで満つ
14
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秋日好
鉢植えの間延び放題チューりップ外に出たくも引きこもりたくも
15
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恣翁
挫折とか死のあればこそ 人間や 更に希望を抱き 生くらめ
26
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秋日好
心配をかけるばかりのバカ娘逆縁だけはしないでいたい
16
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詠み人知らず
満州やシベリアなどと年老いし人が語れど世は過ぎゆきゆ
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