詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
風橋 平
雨滴する天のましたの土を掘る埋葬者はまだ深きに眠る
11
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白亜
刻々と夜は進むのに落ちない 砂時計のおわりひとつぶ
8
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牛隆佑
一階の席の二人はしりとりをしている いるか かかし しおさい
3
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牛隆佑
スクイズのサインを無視するバッターの怒りだ俺に足りないものは
3
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紫苑
すぼめたる孤独の唇は月(リュヌ)ときく半母音なる吐息つくべし
8
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恵
美しき国あらはるるさざれみず我は南の星を見上げり
5
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詠み人知らず
恋ひまさる月影遠くみえる夜はあをさぎのこゑのまいて侘びしき
12
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まるえふ
さよならは間違いだよてうたってんだ毎度毎度のずれた調子で
9
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聴雨
しら明くる朝訪ふ風に焔立つわがたなすゑに残る夏かな
6
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紫苑
祭壇の誓ひに応ふるすべのなきわが胸ぬちを人こそ知らね
12
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ケンイチ
さびしさを告ぐこともなく長き夜を如何に急きゆく月の守びと
14
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聴雨
上弦の白あてやかにうち黙しゆく末のみを眺むるゆふべ
11
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聴雨
わだつみの蒼にほひ立つ残り音に折々みゆる花のくれなゐ
12
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詠み人知らず
かくばかり身をすくものか月影と闇のあはひに秋風ぞ吹く
14
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紫苑
炎天に立つくれなゐの目より入り胸ひたすかにさるすべり咲く
8
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詠み人知らず
あの土手でいつもプカプカ浮かんでいる咥え煙草の十九歳
2
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ケンイチ
君ふれし月に濡れゐて懐かしむこの初秋の夜はあかるき
7
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五穀米
美しきとは遥かなる景色かなそれとも庭の一輪の花
5
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あき
紅々とみだるるままに咲きほこる花の知らせしなめらかな肌
14
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紫苑
秋風に木々揺らぎゐる野に立てばコスモスあまた笑まふかに咲く
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