葵の助のお気に入りの歌一覧
inosann
玄関に身を寄せ暖を取るごとく話さずなりぬ長男の靴も
19
もっと見る
inosann
横着なウサギと病弱カメさんの夫婦で織り成す二人三脚
21
もっと見る
岡 恵里
満員の電車の中で袖を引く人に苛立ち見ればみどりご
3
もっと見る
あきなり
永遠を誓えぬ指で受け取りし友のブーケをそっと撫で居る
9
もっと見る
高島津 諦
君じゃなきゃ駄目なんだよと言うほどの残酷さがないせいでひとりだ
5
もっと見る
高島津 諦
私では私の理想の人間になれないと知りシンクを磨く
4
もっと見る
高島津 諦
彼女ならいたが童貞なる人をミスチルと呼び認めてあげる
1
もっと見る
日向猫
逃げなさい一目散に逃げなさいパイにされたらおしまいだから
20
もっと見る
恣翁
測量の巻尺光る秋の日に 工事に使ふ石匂ひたり
21
もっと見る
まりこ
ふくふくと小豆を茹でる どれくらい ひととのあわいを忘れるくらい
9
もっと見る
高島津 諦
死ねという願いはたったふたもじで流れ星にも間に合ってしまう
11
もっと見る
紫苑
あまとぶやカリグラフィーの尾のにじむ余白にとほく雨だれのこゑ
10
もっと見る
靴専科
「飛び降りるつもりで言ったのあの日から二十八年かけて落ちたの」
10
もっと見る
高島津 諦
お茶の葉の開く音色を聴いている死ぬことをもっと怖がらなくちゃ
4
もっと見る
ふきのとう
四十余年をこの地に生きて里よりも心地よきかと米をとぎおり
22
もっと見る
コーラ
まちわびて のの字をいっぱい 書いちゃって なぞる 溜息 渦 巻いている
4
もっと見る
詠み人知らず
セオリーはないはずなのにふくよかな乳房にキスし持て余してる
5
もっと見る
ひの
桃色のケーキの箱のみ運ぶ男のその早足に付いてゆきたい
3
もっと見る
舞
いずこへも持って帰れぬ今日の憂させめて潰せる酎ハイの缶
10
もっと見る
ヒナ・ヒナタ
星探すあなたの睫毛過ぎ去つた夏のにおいが消えないでいる
13
もっと見る
[1]
<<
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
>>
[32]