大獏のお気に入りの歌一覧
falcon
夕かげのよひらの色のうつろひはなさけもうすきあぢさゐの花
11
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詠伝
夕焼けをそぞろ歩きで夏の陣トノサマバッタが顎にぶつかる
10
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小林道憲
春の田に子腹痛いと鳴くという 蛙の声を聞きつ眠りき
9
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小林道憲
両岸に桜並木は連なりて 逆さの影のさざ波に揺れ
16
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小林道憲
わだかまり解けるがごとく梅雨空に 花菖蒲の花ほのかに咲けり
20
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小林道憲
船旅の夏の夜も更け 瀬戸内の小さき島の灯り恋しき
21
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小林道憲
葛城の秋の古道に日も暮れて 一言主の社に着けり
22
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小林道憲
蛇行して流れる川はよどみなし 静まりかえる夏の村々
26
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小林道憲
目に染みる緑 湖水に映りたり 水面に山のあるごとくして
25
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小林道憲
目を閉じて夕暮れの蝉に聞き入りぬ 過ぎにし日々は帰ることなく
30
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小林道憲
こころみにさびしき愁い人問わば 梅の実熟るるころの雨降り
31
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小林道憲
在りし日のことどもすべて夢なりき 落ち葉の道を時雨過ぎゆく
30
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小林道憲
青蛙跳ねて時折戸に入りぬ 日連ね雨の降りつづくころ
33
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小林道憲
緑なす樹々に朱色の柱映え鳥啼きしきる上加茂の杜
33
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小林道憲
さくさくと沓の音のみ響きたり 神遷るらし闇の静けさ
63
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ふきのとう
隣から微かにきこえる猫の声このどしゃ降りに行くあてもなく
17
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村上 喬
薄れ行く意識の中で呼ぶ声に記憶のかけら当て嵌めてみる
16
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紫苑
紺青の空に飛び立つ薬包紙やさしき蝶のかたちにてあれ
24
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舞
マネキンの頬染めるほど涼しげな夏の装いふと目をとられ
10
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ケンイチ
ゆるやかな波をむかへるみづうみに後ろ姿の夏きはだちぬ
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