KENのお気に入りの歌一覧
名鈴
小夜更けて 時雨の降りは 増さりたり 人に聞かれじ 我が忍び音は
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滝川昌之
そう誰か一人足りない法事後の精進落としに遺影黙せば
10
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茂作
競ふかな紅ひと色のもみぢ葉に 緑に混じる萬兩の赤
15
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うすべに
人知れず艶めく赤はさねかずら ははそ色づく里山の蔭
11
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音弥
嫁さんの料理指南も堂に入り弟子は黙々調理に励む
14
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桃山
定番のクリスマスカラー網羅して一鉢に盛る寄せ植えの花
13
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横井 信
自販機の缶コーヒーのぬくもりをそっと連れ出す冬の星空
13
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恣翁
霜に焼け 朽ち葉となりし山紅葉 蒼白き冬の陽を浴びたりゑ
10
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ななかまど
ひとしきりおのが持病を名刺としあとは二組のあの顔になる
8
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舞
待つ者は帰りて見ずのふるさとの友もあらなく地蔵尊のみ
6
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舞
いずこかに月あるはずと歩めども夜半は無情に薄墨の雲
9
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舞
山の間の畑の黒土柔らかく命あるもの踏むがごとくに
9
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舞
空高み飛行機のひく軌跡見る少年は老い残る青空
9
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舞
行きずりに町の社に手を合わす子連れた母の佳き立ち姿
12
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朝比奈
ゆく川の澱みに集い草枕 旅の疲れを癒す水鳥
18
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葛城
道脇に今を限りと燃えたちて楓の紅は零れるを待つ
18
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名鈴
もの言はぬ 駒だに荒き 息差しで 主の供の ならぬを嘆く
14
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滝川昌之
玉砂利と黄葉を踏み住職が義父の戒名読む墓前にて
11
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茂作
寒々と能登の海邊に冬來らし 時雨る棚田に鳶の聲する
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夏深
自らを信じ咲きたや黒き土押し上げ萌える水仙の精
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