ひよこ豆のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
左足小指の爪が寝てる間に剥がれて赤黒ずくずく醜い
9
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KEN
悲しきは人に住み着くまがつみか他の焰は消えども慾追ふ
12
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舞
病伏す母の笑み見て吾も笑みそれ見て母もまた笑みつくる
14
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詠み人知らず
情熱に圧されて息を重ぬれば 抱きすくむる手に腰の反りにき
15
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詠み人知らず
助詞ひとつ変えればしっくりくるものを センスのなさにしょぼくれたりけり
11
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詠み人知らず
空色に四つ葉の浮き草 白雲と並びて 僅かに波紋に揺れり
15
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只野ハル
もう着ないクローゼットのその奥に思いを秘めたあの時の服
6
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只野ハル
思い出のひと花ずつを束にして渡した雨の最後の夜に
12
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詠み人知らず
創意もち思いを込めての読み書きをせめて拙き身に課して行く
7
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横井 信
蝉の鳴く木陰で猫はうずくまり汗を拭いてる僕を見つめる
18
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七井
きららかに君をさらひし青嵐の名殘留めよ袖の端の紅
7
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ななかまど
田廻りの父の姿はあらねどもにおいの同じ青田風ふく
14
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秋日好
裡からの発露でありたい言の葉は効果を狙った作為を嫌う
18
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滝川昌之
海風を嗅いで歩けば渋滞の同じ車に三度抜かれて
24
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千映
揚げ浸し茄子の斜めの切り込みは美し角度で等間隔で
11
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千映
梅雨明けに待ってましたと蝉が鳴く暑さ二乗に風の戯れ
14
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詠み人知らず
ようこそとはるか明日葉海越えて明日の元氣を吉備路に植わう
12
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バロンマン
庭先に黒揚羽一羽飛来せり蜘蛛の巣を縫う危険飛行で
14
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バロンマン
炎天の八月の空を思いつつブラスバンドの応援歌を聴く
13
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煩悩
冬にまた出会うためにやり過ごす猛暑日のシロクマの疲労困憊
7
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