三沢左右のお気に入りの歌一覧
紫苑
咲き誇る下枝を指に捉へつつ花を纏うてをみなは笑まふ
9
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紫苑
花明かりな疾く消えそ仮の世の住まひ違へどみをつくしてむ
6
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芳立
代はりなき身ににほふこそ尊けれ世にあだ花と人はいふとも
7
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芳立
百枝千枝にほふ盛りはおぼえねど花の筏をなまづ愛づらむ
12
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只野ハル
テーブルに果汁の滴り落としつつ無心に貪る夏蜜柑
6
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芳立
いざや見に行かむと思ふ春の日のタイムラインに霞むうす紅
12
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詠み人知らず
忘れないうちに荷物に香水を忍ばすそんなキャラじゃないのに
4
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詠み人知らず
翌朝の君の作ったコーヒーに唇つけるキスの代わりに
2
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葵の助
髪に手が伸びる 桜の花びらがほんとは付いてないって知ってる
6
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恣翁
点々と 薄汚したる水の面の 一片を追ひ 歩調速まりぬ
14
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舞
ぬばたまと例えて愛でし黒髪に降りくる雪と紛がう花片
9
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紫草
杉苔の中にわけ入り身をひそめ温雨うけて泣き清めたし
11
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詠み人知らず
せつなさに やつした記憶 よみがえる 桜の涙 やまぬ惜春
9
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たえなかすず
極細の銀の指環を新宿の駅に捨ており 改行、春
4
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たえなかすず
桜とは抱けぬ恋の代名詞 うすき心のあなたのやうで
6
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みやこうまし
「有難う」認知の妻の口裏に不如意になりし無念が覗く
14
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白亜
そら豆をはくりと噛めば大地からとどいた曲のはじまり はじまり
8
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聴雨
一条の光とも見ゆる花ぶさの白きはだてる春の月かげ
11
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聴雨
山の辺は花かかすみか遠白く折々見ゆるわが思ひかな
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聴雨
久方の月はおぼろに花ともし君ゆく道のしるべとなりぬ
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