詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
耐へぬきて 陽を待つ魂の 強さかな 野も狹の霜を 渡る百舌鳥の音
11
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横井 信
年末に片付けてゆく本棚へそっと戻した思い出の本
15
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KEN
ちぎれゆく 雲縫ふ如く 燈りける 月も凍えむ 風の瀬の上
9
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夏深
風止みし夜に裸木そびえ立つ傍らに月白く侍らせ
9
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名鈴
わりなくも 寄り付きたけれど 物怖ぢす いかで見付くや 相思ふ人
19
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舞
若いころ惚れた女のことなどをふと思い出す冬虎落笛
9
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千映
亡骸に貰った香水振りかけて此岸と彼岸のさかえめに置く
8
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ななかまど
はんなりと何処から来ても受け容れる都におわす神や仏は
9
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蔓葵
昨日まで枝の紅葉をみづ鏡今日は氷にうつろひにけり
10
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萱斎院
もみぢ散りまつにもあきて風わたる 来ぬになれぬる袖のしがらみ
8
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河のほとり
秋の野にやがて入日のかたぶきぬけふはすすきの声もしづかに
10
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横井 信
冬木立抜けて届くや月明かり熟れたみかんの香り漂う
12
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松本直哉
知られじな夜もすがら吹く木枯らしに散るもみぢ葉のつもる思ひを
10
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舞
ダムの湖に仲睦まじき道祖神ひとなき村を守り沈める
9
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夏深
行く道は朧にかすみ儚くて今は見えないひとつの色さえ
13
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ななかまど
人生の記録のごとく淡々とお薬手帳に母残す歌
13
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夏深
差し伸ばすこの手にふわり舞い降りて雪は遥かな天よりの使者
24
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詠み人知らず
見つけたり抗いよりも寛容と重ねる年への日々のありよう
15
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ななかまど
風邪に病み布団に伏せて天井の木目に育つ竹の子数う
4
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名鈴
いみじき絵 人にあはれを 抱かせる いかなる術を 隠し籠むるや
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