詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
舞
花の名を問うべき刻はすでに過ぎ朽ちゆくものの名のみ虚しく
13
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蔓葵
冬の月にあかねの空はよそなれば闇より出でて闇にこそ入れ
12
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ななかまど
口あけて青き冬空みあげおり雪雲とおく令和二年目
10
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里香
やや早き 花のほころび おとづれを うたに包みて 君におくらむ
12
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滝川昌之
距離おいて眺めるくらいがちょうどいい冬の海でも巣立った子でも
23
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芳立
帰り得ぬ日の雲かげを偲びをりわが立つ地は変はりこそせね
6
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名鈴
望む如 なかなかならで 苦しめど 思ひ止まざる 恋と芸かな
12
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河のほとり
雪にただ深き心をのこし来て積もれば跡もなきがかなしさ
9
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詠み人知らず
雪を見て 一人勉めた 顔懐いあなたが告げる 福音を待つ
11
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ななかまど
味噌汁の味噌いれる音聞こえれば止めねばならぬ二度寝の夢は
14
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滝川昌之
抜けてきた辛き受験を偲びつつセンター入試の子らへエールを
16
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千映
新年会老いも若きも盛り上がる無理して「雪国」歌う青年
11
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横井 信
役割りを終えた工具はひっそりと冷たい雨に濡れる裏山
11
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うすべに
空襲を思い出したと祖父の声 じっと見つめたテレビの画面
12
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夢士
松過ぎて二人の夕餉皿二つテレビの音のやけに大きく
12
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燃えない薪
冬雨の 一人霜夜の さびしさに いくのの道の 遠き月哉
5
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KEN
なにゆゑに 春とうそぶき 影散らす 冬月おぼろ 梅が枝の奥
14
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蔓葵
夜もすがらちぎりし人のおもかげもむかしにかすむ春のうたたね
12
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名鈴
きょうだいも おじおばいとこも ないこども めずらしくない いまのよのなか
11
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桔梗鈴
朝霧の八重に覆ふる藤衣さきてこぼるる我が泪かな
6
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