夕夏のお気に入りの歌一覧
名鈴
興がりて 書きたる文も 侮れぬ 己顕にし 予言とならむ
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横井 信
遠ざかる線路の響き水鳥の歌声つれて歩くあぜ道
14
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灰色猫
稚鮎釣り釣れた釣れたと楽しげに子供の声の響くせせらぎ
15
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北窓
降り止まぬ雨に流れて水底へ沈んでしまう土曜日の朝
10
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ななかまど
われ待ちて小さく飛びたる鶺鴒のメトロノームのごとく長き尾
14
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灰色猫
ぼくをみて刷り込まれたひよこたちみたいに君を連れまわしたい
13
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夏恋
多くを望みすぎなきゃ人生は結構幸せなのかもしれぬ
6
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横井 信
食卓に広げる仕事 いつもより早く切り上げ珈琲の湯気
14
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灰色猫
遺書もなく桜とともに散った君このひとひらは遺言ですか
16
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うすべに
山桜 春のあけぼのうすべにの 花によりそう若葉の緋色
10
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灰色猫
悲しみの果てで拾った桜貝あなたが捨てた恋の抜け殻
13
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千映2
散りそめし桜の花に人の世を重ねてみれば物悲しかな
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ななかまど
春が来て桜が咲けばおかあさん今年もあなたの畑を借りるよ
15
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灰色猫
晴れやかに桜吹雪を抜けゆかば楽土に辿り着けむ心地す
11
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ななかまど
この森の酸素を少し増やすためイタヤカエデの静かな目覚め
11
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うすべに
春の宵 霞むもちづき枝間より こぼれて落ちるうすべにの滝
10
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灰色猫
校舎から君と眺めた晴れやかな桜は今もそのままですか
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滝川昌之
舞う花の親木は何処と見渡せど清まして過ぎる風の守秘義務
16
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さえね
この国はきっとなんにもかわらない そんな魔法がかかってるから
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ななかまど
カタクリの花つくづくと見つめおり苦節七年咲いて七年
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