あそびくものお気に入りの歌一覧
風蘭
重ね着の引き算いつも迷いつつ心許なく着る春コート
14
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猿ノ丞狂介
この世をば汝が世とぞ思ふ望月の欠けてばかりで満つることなし
6
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詠み人知らず
花開くときを待ちゐる桜の木に寄り添ふごとく夜の闇あり
8
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舞
枝々に世界を映す透明な露光りつつ春桜雨
10
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ふきのとう
喜寿を迎えし歌友のはつらつと生きる姿をあこがれと見ゆ
13
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小山 薫
さりとても遠き記憶の憧憬は儚くもなほこころ苦しき
4
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もなca
雨の夜に浮かびあがりし満開の花の揺らぎて妖し美し
5
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紫苑
春を待つ君を焦らすか糠雨はひと日ミモザの蕾に降りぬ
14
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芳立
春荒れに響く老爺の携帯の着信音はきゃりーぱみゅぱみゅ
13
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詠み人知らず
疾走する「のぞみ」の喫煙室にをり 飛ぶ家家の悲喜など思ふ
9
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紫草
君の指土塊太くあるけれど みぎ手なか指筆ダコが好き
18
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せいか
この部屋は変わらないねと云う君に またつまづいてしまうんだろな
9
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桜園
プラットホーム行きかふ老いのあの人も亡き父に似る雨の彼岸明け
16
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悠々
かるがもの身ぢろぎもせで浮きたるを飽かずながめしわれもうたかた
18
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まるたまる
隣人は嵐の夜に消えていた挨拶一つ塵一つなく
12
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半格斎
瀬の音も日毎清しき米代の岸の柳の芽もふくらみぬ
18
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木綿
火葬場で焼かれて煙になる前に祖母は小さな雲になってた
10
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ゆめ神楽
陸奥の 球兒の誓ひに 泪する あれから一年 思ひ募りて
5
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桜園
梅園の地の面おほふ花びらの彩みづみづし春の雨ふる
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恣翁
何時ならむや 先祖の墓参の適ふ日は 郷里振り返り 声呑みて泣く
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