武蔵野のお気に入りの歌一覧
灰色猫
なぜ空があるだけなのに天国や地獄を信じ生きるのだろう
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みつ
ありふれた日々をただただ積み重ね振り返るとき幸せと呼ぼう
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可不可
街灯も届かない片隅 ダイヤモンドふたつぶ寄って来たら 猫
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夕夏
うすれゆくたそがれどきにきみおもうながくひくかげいつのまにやら
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蔓葵
春の海やこぎわかれゆく波路よりほのぼの霞む沖つ島影
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萱斎院
いにしへのみやこ偲びてむめの花 にほひそめぬる空ぞゆかしき
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うすべに
北風にまだかたいねとささやいて 桜見上げるすいせん揺れる
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橘
ざわめきはいつしか音を楽しみて音を操る技に変わりぬ
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名鈴
まつ虫は 身をば尽くして 恋になく 冬まで保てぬ 命ひとつに
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名鈴
安見知る わが大君の 御覚え いささかだにも な欠き給ひそ
10
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可不可
あちこちでマスク見合って思ひ知る 目は口ほどに物を言はない
11
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トウジさん
食卓で並んでテレビ見ていたねおかず半分行き来する箸
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トウジさん
仏でも神でもあらぬ人の歌今宵なほまた心に沁みる
7
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へし切
春かけて 霞に曇る武蔵野の コロナ重なる花粉ぞなやまし
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橘
メンヘラの特徴いくつか照合しそれらしきキャラ見ながら嘲う
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灰色猫
国境がどうしてあるの地球には月から見れば美しいのに
13
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灰色猫
神様へ青い地球が見えますか病と闘う希望の星が
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灰色猫
戦死者を弔ふ風は遥かなる故郷に生まれ迎へに来けむ
11
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灰色猫
銃声の響かぬ星を育もう宇宙の風は差別はしない
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灰色猫
満天の冬の星座に君の名をひとり仰げば深まる想い
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