ななかまどのお気に入りの歌一覧
舞
妻なりの家片隅にささやかなジンクスありて幸あれかしと
10
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詠み人知らず
甘い芋 タレを絡めて ごまを振る 大学芋の 蜜の輝き
9
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詠み人知らず
水滴の ぽつりぽつりと 寒き音 流す水触れ 洗う赤い手
4
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音蔵 雅秀
粘り増す餅に遊ばれ および腰 もちつきの様 ふと思い出す
5
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KEN
冬至の陽 外壁時計に射し込みて 集ふこびとの息こがね色
12
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トウジさん
スーパーはノエルと年始競い合いあがけど出れぬブラックホール
7
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へし切
芳しく柚子の香のせて冬至る心おだやか静かに暮るる
16
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聴雨
墨の香の漂ふ古書をめくる指たをやかなりて生誕の日に
11
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滝川昌之
室外機動いているか独り身の近所の老婦の無事を視る朝
21
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うすべに
枯れ枝の風切るおとのきれぎれに 石焼いもの笛とどく夜
11
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睡密堂
寒さより寂しい方が辛いから缶のココアを二人分買う
9
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杜鵑草
昔より深く鳴尾の松の木の根に持つ性や常盤なるらむ
12
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横井 信
年の瀬の駅のホームで読む本は父から借りた古い小説
13
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茂作
女を見連れの男をそつと見て 吾に足らないものを悟れり
13
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舞
少年は戸惑いながら大人へと無くしゆくもの気づくことなく
10
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詠み人知らず
深々と 降る雪積もる 地蔵様 藁傘被せ 震える老婆
8
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詠み人知らず
噛むほどに 旨味が増すは するめいか 七輪で焼く 反る身に七味
8
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詠み人知らず
空高く 烏の群れと 夕焼けに 家に帰ろう 手を引く温さ
5
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秋日好
缶入りのシガリロ二本ゴミ箱に入れてしまってイラつくあなた
6
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音蔵 雅秀
凍れおり 霜の花咲き サクサクと 本格冬を告げる音する
5
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