石川順一のお気に入りの歌一覧
灰色猫
足首を去りゆく夏に掴まれてしばらく夏と遊んできます
17
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灰色猫
人のない港でひとり沈みゆく夏をしっかり看取っています
26
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サヤ
規則的な人工呼吸器鈍い音聞いてる僕の呼吸を乱す
8
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サヤ
神様が勝手に決めた組み合わせなのに不思議だ君が大好き
10
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中野美雄
袖つり込みの大技の見事さ 語り合ふ 弟はゐるなく 病篤ければ
6
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び わ
誕生日七十九を鏡で見口右にずれ皺(シワ)もちらほら
7
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新座の迷い人
朝夕に 半袖にては 肌寒く 薄い上着来て 水をやるかな
7
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夕夏
きめごとはふたりのためのていけいでわれにしあわせかなでつたえむ
3
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夕夏
うたうたいゆびおりかぞえまってますあなたきづいてもらえるまでは
4
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舞
翳りゆく夏を弔う鈴虫の声はきこえず蝉むくろかな
9
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詠み人知らず
天雲の 業の行く方まどひにき 及び掛るは柵ぞある
15
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詠み人知らず
訪へば いつでもそこに丸き卓袱 ひじ付く祖母と 昭和の薫り
16
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詠み人知らず
計らずも見えてしまっただけなのだ 谷間のブラチラ ラッキースケベ
10
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詠み人知らず
焼ける間にどんどん脂が抜けてゆく 魚の屍に旨みなどなく
9
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詠み人知らず
手を伸べて頬に触れたし見つめたし 君に溺れて想い滾りて
21
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恣翁
夕陽の 入り組む湾に紅を吐きて 文月に秋風ぞ吹く
14
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藤久崇
涼風や 長月が共 吹き越せば 更くるに添える 長の袖かな
24
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詠み人知らず
両替機 いつも故障し ロッカーの 難民になる 京都八条口
9
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詠み人知らず
空さへも 知らないどこかな氣がしては 道尋ね聞き 言語に安堵す
6
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安井シンゴ
目を覗き鮮度を測る新物の秋刀魚の瞳はわれを写すか
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