灰色猫のお気に入りの歌一覧
ななかまど
鰯雲浮かぶ晴れの日あたらしきコーヒーショップの手書きのメニュー
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うすべに
ももづたう磐余の池もこがねいろ 鴨のかわりに飛ぶ赤とんぼ
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詠み人知らず
クーラーの 要らぬ季節に 身が震え 袖を通すは 彼の長袖
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薪
結うことも産むこともないと決めた腿を伝う血の鮮やかなこと
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横井 信
秋色のひかりに染まる桜葉をそっと浮かべる小川の流れ
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音蔵 雅秀
久美という 響き良き名を もつ女人は 風に揺られし 秋桜のごと
6
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音蔵 雅秀
窓景色 母娘連れだり 戯れつ 娘甘へて 抱っこをねだる
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小林道憲
子を案じ眠れぬ夜はことさらに 闇のしじまに息をひそめぬ
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桜田 武
菜園に遊ぶトンボの数僅か寂しさは失われゆく自然に
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水無月
残暑長く秋は名のみと思えども目の先にふと赤とんぼの群れ
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ななかまど
手鏡に写り込みたる達磨が言う夏が過ぎたら気持ち老いたか
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舞
焼き付くす 火も埋もれ火に 懐かしみ 触れては残る やさし温もり
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へし切
鶉鳴く古りにし里の秋風に尾花なみよる深草の宿
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ななかまど
風に揺れ雨に打たれる乱れ萩ことば少なの人と見る庭
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詠み人知らず
秋鳴らす 羽音響きし 鼓膜揺れ 筆を滑らし 落ちた静けさ
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へし切
秋は夜 月の頃には更なりと言の葉種を書きたむ 夕べ
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KEN
秋の草 刈る人の掌の ふしくれを 思ひつ登る 杜の階
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茂作
哀れなりかくも誇れし向日葵の しをれてのみや捨てられてをり
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音蔵 雅秀
友の子の 抜歯手術の気にかかる 全身麻酔を要する子ゆへ
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恣翁
鴨川の土手に 寄り添ふカップルの 含み笑ひの耳につくかな
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