大獏のお気に入りの歌一覧
詠伝
ほお紅で血色偽装しその下のファンデが覆うほんとうの熱
9
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灰色猫
透明な牛乳瓶にあふれでる夏の野原のひかり集める
22
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灰色猫
春色のフレアスカート靡かせる風がすっかり初夏の匂いで
23
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舞
厨にて妻立ち動く音聞きつのどか朝寝の休日のたり
20
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恣翁
茫とせし湯気の中より 浴槽に落ちし雫の音 響きけり
24
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みろく
組紐の飾り結びの意味を知る ほどけず止まった手の意味を知る
24
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恣翁
日曜の朝に 牛乳瓶を持ち パジャマで 新聞受けを覗けり
14
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詠伝
恋に似た感情がある傷ついた貴方を抱きたい欲持て余す
17
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舞
彼もまたお前を見るか修羅の春老いゆく農夫止めし田を見る
12
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まあさ
缶珈琲一本あれば幸せだった 君と二人の山道ドライブ
27
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まあさ
枝先はグンと手を伸ばすかの如し 公園に立つ裸の桜
29
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まあさ
年明けを待たずに福を携えて「飛梅」数輪 太宰府に咲く
32
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恣翁
閨の灯の 襖に投ぐる影と二人 夜具に座したり 胸の騒げば
19
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灰色猫
赤茶けた煉瓦作りのボローニャの斜塔をひとり黙々登る
20
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石川順一
不意に吹く風が葉裏を露わにし全ての濃さを薄くして行く
80
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灰色猫
一夜だけ本音のささやき月光を愛してひらく月下美人は
31
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まつり
三月の理科室 きみの遺伝子はきっときれいな色をしている
9
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まつり
思い出せなくなることが増えていく あなたもいつか、僕を忘れる
12
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まつり
吐いた嘘の数だけ舌から花が咲く 存外、綺麗な色をしている
13
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紫苑
雨脚にうたれていよよ色まされ咲き残りたる青きあさがほ
14
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