秋日好のお気に入りの歌一覧
へし切
風はまだ頬に冷たい春なかばこころ浮かるる菜の花のいろ
33
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夢士
しだれ咲く白き小さき雪柳冷たき風に季節忘れじ
24
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夢士
弥生なか庭に妖精舞ひ来たる淡き紅色カタクリの咲く
25
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舞
たおやかな今なら恋とわかるほどやさしく愛でしあなたのことを
15
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千映
黙祷は早朝お昼地震来た時三度で足りないことは承知で
16
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千映
妻の死より地震の夜の灯りなく一人夜明けを待つ辛さ知る
13
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千映
地震の夜孫三人が一枚の布団で雑魚寝楽しかったと
12
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千映
お一人様「五品でお願い」震災の次の日雪舞うスーパーの列
14
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守乃みさと.
水田を渡る風なら変わらずに入ってきます 君といた窓
26
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夏恋
それでもねやっぱり感謝しています辛い時間を支えてくれたわ
13
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夏恋
真夜中の坂道で遭った君まるで夢の中のひとのようです
17
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夏恋
いずこから迷い込んだか紋白蝶深夜の車両にひらひらひらら
18
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夏恋
ありますよ青海波、紅葉賀に頭の中将源氏の君よ
9
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紗紋
夢語る過ぎしあの春今一人朝に溶けゆく友の面影
14
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恣翁
春風よ 梅だにあるを 同胞ゆ 戦の塵を吹き飛ばさなも
27
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本能寺
きみ想うこころも遠くなりにけり おぼろに霞む月の満ち欠け
24
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たけくらべ
春宵の千鳥ヶ淵に桜咲き月を背にして揺るる花影
23
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麻
舞ひ果てて喉を氷みづに潤せばなほも涼しき春の夕風
24
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桐生賄
あの日から 止まったままの 友の時間 写真あれども 見る気になれず
22
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只野ハル
左肩が雨に濡れるけれど君の右肩が濡れなければいい
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