御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
河のほとり
いかでかは立ちかへるべき葦鶴の音にのみ泣きて恋ふる昔に
10
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河のほとり
ともし火のゆかしくもあるかさ夜中にまたわび人の宿のありやと
9
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河のほとり
浦波は聞きし音にも変はらねば昔にかへる心地こそすれ
8
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つばす
夜明け前赤く色ずくパノラマに 崩れ望月雲の欠片に
1
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茂作
畑道に殘る紫蘇の葉露しげく 衣を濡らす朝寒のころ
16
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萱斎院
吹きそめしひとの心の木枯らしに 露ももみぢで散りはつるかも
8
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きくゑ
夕焼けに電信柱影ならび黒き糸引く人のいとなみ
6
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やまざくら
ひいふうみい 夕星数へ わらべ唄 戯れ心に 秋風の吹く
4
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うすべに
木枯らしのふいた夕暮れ襟立てる あかねの雲も南へ逃げる
4
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河のほとり
浮雲の風にまかする行く末やむなしき空のいづこなるらむ
6
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河のほとり
立ちかへり祈るこの世に波風もしるしありてや今日はのどけき
5
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ひげじぃ
糠雨に肩濡れぬかと気づかいて 相老傘の径をちぢめり
11
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横井 信
終わらない議論の声も虫の音の不意に静まるやさしい月夜
12
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さいおん
寐不所宿 物見尓出而 眺礼者 天乃丈夫 立今宵鴨
6
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うすべに
水彩にほのあたたかく二月堂 絵を描くひとの肩のひだまり
8
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へし切
よひよひに 通ふ夢路のしのぶ草 摘みては数ふ 君への思ひ
16
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名鈴
暁の 別れに聞こゆる 虫の音も かれがちになる 時雨後かな
11
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うすべに
冷えた朝 霧の刈り田に春似せて やがて枯れゆく稲孫のみどり
7
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朝比奈
まだ明けぬ闇を透かせばささがにの蜘蛛の糸より細き秋雨
10
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萱斎院
あきされば荻の葉風をまつむしの 露をよすがとむすぼほるなり
8
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