詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
旧型の車輌のシートは温すぎてウトウト故郷へ夢を見るんだ
21
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舞
雪積もるベンチを照らす公園の淡き光りの静かなりける
5
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煩悩
カナダも天国もまだ先にあるカヤックに乗って急がないとね
6
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秋日好
逝く人を偲ぶ川辺の細石万拾えども香も戻らずに
16
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秋日好
気に入ったテレビを見ながらぽつぽつと英単語だけ行き交っている
15
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滝川昌之
墓碑銘となりて哀しき君の名を学級委員の丸尾(マルオ)が叫ぶ
18
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へし切
貧すれどこころは常に清くあれ誠は人の命なりけり
15
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横井 信
年の瀬の濡れた道路を踏みしめて雨の匂いは冷気に溶ける
16
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夢士
雨上がり冬薔薇きらり棘のさき赤き蕾の映ゆる水玉
13
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夢士
雨上がり路面西日に輝きてサングラスかけ冬の高速
10
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コタロー
色附ゐて風に散るのが紅葉なら我は水面に浮かせる池よ
18
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灰色猫
ブロッコリーお前はなんか森っぽいお前を食べたら地球が危ない
22
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ななかまど
み冬づく軒に射しくる淡き陽に干し柿ほのり甘き飴色
8
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煩悩
夕焼けのように終われば梟は泣いている片目をなくした森のなかで
6
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へし切
老いぬれば天に従ふ命とて こころの空にかかる雲なし
20
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横井 信
ゆっくりと流れる時間 日曜の部屋に広がる林檎の香り
16
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横井 信
寒空に腕を伸ばしたクレーンはひかりを弾きやさしく動く
8
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もみじ☆彡
思ひ絶え 臥所の灯 落としせば 訪なひ来しは 月明かりなり
16
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夢士
可愛げな後ろ姿に食らいつきピッチ上げるも三歩と持たず
9
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夢士
椋鳥の雑踏逃れ烏飛ぶ黒き嘴に赤き実くわえ
5
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