詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
紫苑
秋草の名をかぞへつつあまさかる鄙をし君とそぞろ歩きぬ
11
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横雲
石仏の並ぶ山の辺落ち葉踏み石のきざはしふたり登りき
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浅草大将
夜を荒れし野分の雲も晴れそめて後ひく風にみがく月かげ
20
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河のほとり
露しげき草葉や遠く乱るらむ小野の夕べの風の行く方
15
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河のほとり
波かくる荒磯の松の千代ふれど朽ちぬは人の願ひなりけり
11
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光源氏
秋の野にすずろ群れたつ女郎花我がうらぶれの果てを見むかな
15
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舞
音も無く濡らして白き長月の雨を彩どる秋虫の声
7
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粕春大君
吹く風もなき夏の夜の寝ねがてに耳を澄ませり玉川の宿
20
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舞
竹林の陰にひと群紫陽花の枯れ残りたる夏の日の午後
15
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浅草大将
聞くにだに飽きつ島なる勝ち負けを降りむぴっくと誰も言はずや
10
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舞
米つぶの群れ雀にも不器用な一羽二羽あり分けて与えん
12
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舞
色褪せた写真の友よ今如何に何時か語らん青雲の夢
5
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河のほとり
憂きことの多かる世をばよそにして風となりてぞ空にありたき
11
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七色コイン
この町は雪も降らない何もない せめて咲いてよ庭の卯の花
2
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舞
咲く花も散りゆく花も一日を精一杯に陽を受けて立つ
11
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河のほとり
生きたくも死にたくもなく透明な渇きを癒す手立てあらぬか
12
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恣翁
旅衣 懇ろに縫ふ母の情 如何にして 子の報いられめや
20
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舞
青雲の志さえ往く日々に記憶となりて経る歳哀し
14
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紫苑
読みさしの本をかたへに置き捨てて丘の園生に海風を聞く
11
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ゆうくん
広場には 苗売りの声 幸せが五月七日の青空をゆく
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