三沢左右のお気に入りの歌一覧
半格斎
代かきを終へし水田に映りゆく空の青さや風わたる夏
23
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みやこうまし
我が性の乾きていぬや夢に見る白き大根の妙に生々し
9
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たえなかすず
紺色のボーダーわずか重たくて薄翅の風にいつも乗れない
5
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たえなかすず
詩のようであったよニンジンスティックを噛んで岬の話する瞳は
4
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ふきのとう
公園で声あげ遊ぶ子どもらを色鮮やかきつつじは囲ふ
17
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七色コイン
夏だから私に行けと言いますか ならば行きましょ貴方の為に
4
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はな
この月をあなたもきっと見るでしょうそして誰かを想うのでしょう
15
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河のほとり
ひとりなる夜はの心をゆかりにて月だに思へ眠られぬ身を
8
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しまじま
道半ば 躓き知りぬ 草の陰 目に入る低き 名も無き花を
5
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詠み人知らず
波たたば風の知らるる月出て人をこそみる大屋根の春
11
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紫苑
蒼穹に影を曳きたる大鳥の飛びゆくあとに道のあらはる
13
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白亜
やや欠けし煉瓦の影のモノクロに 坂につのりし百年おもふ
7
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白亜
波おとをはるかに聞きし朝の窓 花の香かげば潮の香ぞする
12
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白亜
潮の香に誘はれたる眼には 波に揺りたる海鳥のかげ
8
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白亜
砂浜のことば あしあと 独りじめ きみと波とが消えさるまえに
12
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詠み人知らず
桜貝ほどの関係手のひらの上で儚く割れて花散る
21
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falcon
暗き枝に妖しくかかるルナ・ロッサ黒きうす衣毒薬ほのか
13
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芳立
おごそかな光であつた敷栲に活けづくりした君の目とくち
5
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風蘭
泣くもんかそう決めたあと全力でわさびに勝った心ならずも
17
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falcon
明日に咲くつぼみを抱きよるべなくセ・ラ・ヴィ細竹かよわき腕
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