三沢左右のお気に入りの歌一覧
白亜
ビル群のラインおぼろげ ほろほろと明日を消しゆく雨の脚かな
16
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紫苑
背中からふと抱かるるここちせり木犀かをるしののめの道
13
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聴雨
風のなか流れゆきたる日常を歌と云ふ名の付箋で誌す
14
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白亜
自鳴琴のこときれるときのひとしずく いちばん遠くに響く きらきら
6
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白亜
きらきらと降りくるものを数えてる 銀杏 涙 それから、公孫樹
6
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白亜
銀いろをこわれながら奏でては魚のうろこがきらきら朽ちる
10
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白亜
秋風の吹きゆく窓に音を聞きぬ あふことのなくものおもふ夜は
16
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白亜
淡き雲を透きてほのかな月影を ひそと逃して夜の闇ぞ濃き
8
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紫苑
ほの青き月影を身に浴びて立つ阿寒の山のげに神さぶる
11
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紫苑
ひとけなき浜辺をあらふ夕波のなど禍ごとをささやきつらむ
7
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市川ありさ
そうきっと長くも続かないだろう関係きみの手は冷たいね
3
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聴雨
いざよへる月影白く仄みゆるゆかしき方の面差し浮かべ
10
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白亜
天上に美しき月のあるらんに今宵の雨や汝が涙なる
15
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白亜
名月の全き姿をかくしては など愛しき夜に雨は降るらん
13
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村木美月
目が合うと活性しだす細胞が手に負えなくて君に触れたい
9
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横雲
振り向けば淡き紅差し君待てる夕べの雨に酔ふ芙蓉かな
11
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希
不自由と自由のあいだに揺れている前髪はまだ揃わないまま
13
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詠み人知らず
眠りから覚めたくない日の言い訳に 昨夜のけんか思い出してる
10
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舞
流れくる演歌ひと歌聞くままに干しては苦き冷や酒の味
8
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あまおう
秋風がさやかに触れるきみの髪肩に寄り添うすすきのこうべ
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