みずたまりのお気に入りの歌一覧
浅草大将
沖つ辺に何時消えしかはしらぬ火の名残や煙る霧の有明
21
もっと見る
半格斎
ただことをただ言の葉にのせ詠めばいにしゑの人に近うなるかや
14
もっと見る
はなはな
ゆら揺れて 自分を嫌いになった時 そっと言います いつもありがと
17
もっと見る
紫苑
逝く夏を置き去りにして斜かひの月あかあかと臈たけてをり
19
もっと見る
光源氏
あひみてののちの心にあととめてまた繰り返す望月のころ
16
もっと見る
三沢左右
のどけくもおほどかなりてうちかへす瀬戸内の海心地よくこそ
23
もっと見る
三沢左右
夏果てつ 飽き足り顔に道端の骸の蝉は我を睨めり
21
もっと見る
澤木淳枝
英霊と 呼ばないで下さい お母さん あなたを守りたかっただけです
22
もっと見る
三沢左右
吝吝と夏を惜しむや蝉時雨限りに鳴ける立秋の後
19
もっと見る
芳立
秋暑しにはかの雨のやはらぎにまたかへりふる蝉しぐれかな
17
もっと見る
加祢
世に出でば露の命を全うす数多の珠のかがよひを見む
25
もっと見る
恣翁
せんごより 幾とせ過ぐるも 初心をば 忘れずわして 努め勵まむ
25
もっと見る
千紘
夏風に手向け花搖れる昼下がり散りし若人何を想ふや
24
もっと見る
三沢左右
日を返す安芸の川面の鋭きに八月六日の夏の日を思ふ
19
もっと見る
螢子
十一時五十九分 一分の黙祷捧ぐみな立てませり
17
もっと見る
浅草大将
禍つ火に焼かれつくしの弥終てに平和へなほ長さきの坂
23
もっと見る
ゆびきゅ
心臓が脳を引きずり走り出す ぼやぼやするな 恋が待ってる
28
もっと見る
ゆびきゅ
与えられた平和と自由を食べ過ぎて 前頭葉についた贅肉
33
もっと見る
ゆびきゅ
「探して」と失われた自分が叫ぶ 昨日と今日が混じる夢から
35
もっと見る
浅草大将
にごり川よどむ油を腐らせて夏の日照りにいつはりの虹
10
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
>>