垂々のお気に入りの歌一覧
水島寒月
コラーゲンパックとふ名の白き面かむれる妻とサザエさん見る
4
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紫苑
瀬を早み淵に淀めるひととせの流れに結ぶ宿世愛しき
20
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きりあ
ポリープは赤い液体で染められわたしの子宮で蛇になってた
11
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紫乃
「思い出し笑い」だったらいいのにな 「思い出し後悔」ばかりの夜
6
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薫智
栄養を詰めこむドライフルーツのように濃縮させて生きるよ
9
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逢
心まで亡くなることを「忘れる」と言うんだ わたしを覚えていてね
31
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半格斎
いわがねをおほふ氷柱は春の陽にとくるしづくの集む奧入瀬
18
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加祢
雲居なす君と我との別れ路のその紙一重はさがにやあらむ
17
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つやはき
夜更かしをして悪い子ねと慈しむ 頭蓋の内で脈打つ頭痛
4
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詠み人知らず
そもさんや切羽や吾の胸のうち禅問答が責むる夜半かな
5
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浅草大将
金曜の妻何思ふプッシュホンさへも夢なる日々の暮らしに
8
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まるたまる
一切の箍を外してみせようか狂った女と君が思うまで
16
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芳立
東風ふけば迎へぞはやる寄せ方は異状なしてふ桜前線
14
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山本克夫
ピンポンとチャイムを鳴らし春一番をお届けします笑顔ください
4
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さる
けふはまた春一番の吹きたるぞ庭の椿がぽとりと落ちる
11
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きりあ
死に至る病ではない笑顔でと母の言葉に春風をみた
17
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たえなかすず
「妻は愛おまえは恋」と嬉々として抱いている午後 死ねばいいのに
22
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トーヤ
「さようなら」追い風に乗る自転車で二月の終わり告げて行くんだ
10
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只野ハル
継続は力なりと言えるくらいの懲りない奴になれればいい
6
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舞
君の待つ街の灯かりの懐かしく空を見上げて同じ月見る
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