粕春大君のお気に入りの歌一覧
東大寺
柔肌を 朱に染め替えて 君は今 愛しき人の 三日月となる
8
もっと見る
聴雨
橘のしづ枝にまろき雨蛙葉いろとなりてしばしやすらふ
19
もっと見る
まぽりん
初春の便りや年もあらたまの日出づる町に雪の花ふる
30
もっと見る
浅草大将
よろづ葉の茂るもとゐを尋ぬればひとの心根たね一つなり
16
もっと見る
時雨
風吹けば人の世にも春来る 色めきたれば花も酔ひて散る
6
もっと見る
芳立
風はまだしらせもせねど白梅の咲けばしたくをする鵠かな
7
もっと見る
浅草大将
をす国の内なればとて御牧さへうしはくことも民のまにまに
6
もっと見る
浅草大将
浪かぜは寄すともあだに返すまじ皆はらからの海の鎮めに
12
もっと見る
河のほとり
かなしびは霞立ちぬるわたの原いづこの波にまよふ心か
12
もっと見る
紫苑
早咲きのさくらの蕾すずなりに来たる弥生のうたをふふみぬ
15
もっと見る
聴雨
春便りたづさへけさの風訪ひて姫立金花の花びらに置く
10
もっと見る
芳立
こちと呼べど名ばかり聞こゆ梅の花匂はぬ春と思ひもぞする
7
もっと見る
聴雨
風に香を零してまろき白梅の春陽いだける蕊やはらかき
15
もっと見る
芳立
春はまだ名のみといへど入り日さす常磐木まつは匂ふとぞみる
6
もっと見る
浅草大将
とけぬまま凍る涙をうぐひすの声なきこゑは梅の香に聞け
7
もっと見る
半格斎
福壽草いづこに咲きしやきざしなく 春は名のみの雪の原かな
9
もっと見る
芳立
世はつねの春ならませば赤雪のふりつつとくるふたりならまし
5
もっと見る
河のほとり
春の日の清けきままに咲く花はひかり集むるごとくなるかな
13
もっと見る
へし切
哀しみの涙に暮れる憂き世にもひとしく花はこころに咲ける
17
もっと見る
へし切
むらさきの雲路いざなふそよ風に吹かれてゆかむ敷島の道
16
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[264]