たみのお気に入りの歌一覧
佐々一竹
杖引きて歩く少女の通学の友と語らうまぶしかりしも
8
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詠み人知らず
ちょうどよい距離の確保に成功し力加減も弱で良くなる
9
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でくのぼう
老ゐて知る物の哀れの慈しみ いのち知るゆへ生きとし生きむ
11
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恩田ヘヴン
美しい蝶より私は道端の花になり君に見つけられたい
6
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紫苑
土牢の灯りにねがふ皇子の魂ようらみをわすれ天に還りませ
14
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浅草大将
薄紅のかすかに燃えて飛火野に夕べの雲の消えも果てゆく
15
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粕春大君
あらたまの弓張月のいるごとに赤る竜田の山紅葉かな
18
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紫苑
目を瞑り口開きしにその声を髮吹き乱す風の攫ひぬ
4
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浅草大将
青ざめし死に抗ふやその薔薇に消えぬ命の色はくれなゐ
36
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でくのぼう
秋深しものの哀れを身に纏ひ枯葉蹈みつつ現を生きをり
16
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恩田ヘヴン
嫉妬する想いを転がすその度に私の髪は藁になってゆく
3
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でくのぼう
抱きしめて 抱きしめて刻る その温み この悲しみは 骨の鳴る音
9
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水煙
手で話す子供の歌はゆびさきに触れた光の糸が奏でる
12
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粕春大君
白菊にとこしへの秋を契りてむ君が八千代に幸くあれかしと
8
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浅草大将
尋ね見む君が心の奥の海ゆらゆる浪に思ひ入りつつ
15
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浅草大将
残るともやがて朽つべし空蝉のからくれなゐに紅葉纏ひつ
10
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粕春大君
蛭子とは日の皇子なり遙かなる海より坐さむ葦舟に乗り
8
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紫苑
ひとの世を並べてつつみしや幇間の生全うす英一蝶
5
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紫苑
蒼穹のかくも美しき日に死にたしとうたう旋律我が胸を去らず
14
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恩田ヘヴン
悲しいのはもういないことじゃないんだあなただけに明日が来ないこと
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