平 美盛のお気に入りの歌一覧
恣翁
津波ゆゑ 人絶ゆらむと思ひしが 片付けの徒は 焚き火に群れけり
31
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夢士
一人詠み歌のイロハは知らねどもうたのわに入り友をつくらむ
74
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詠み人知らず
温もりを夢見て忍ぶ福寿草 深雪の下に咲き初めし春
25
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紫苑
くれなゐにけぶる夕べを目にいだき飲みたる酒はほのかにあまし
6
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デラモルテ
遙かなる思ひを誘ひいつまでも白く輝く冬の夕暮れ
18
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みなま
君の歌よめば背中に冬の陽を受けてまどろむぬくもり満ちて
17
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日向猫
いつだって君は見てるさ同じもの 見え方が違う それだけのこと
31
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ほの香
十円玉いくつも握り赤電話落ち消ゆ音に声詰まらせて
23
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光源氏
さらでだにひとりさびしき梅の里あまぎる雪の恨めしきかな
19
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ふきのとう
戦争を知らぬ世代が映画観て涙を流す命の重き
16
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光源氏
幽かなる多武峰をたづぬればいにしへびとの戀の道あり
20
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舞
寂しさに耐えて雪見る独り寝を幾夜過ごさん春まだ遠く
16
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あまおう
ざわざわと光る星よりシグナルが規則正しい飛行機が好き
18
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ふきのとう
音もなく凍てつく夜は薔薇色の湯船につかり疲れ癒やさん
14
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みやこうまし
土色に色のかわれる枯れ落ち葉腐葉土目指し日がな朽ちゆく
11
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詠み人知らず
子供さえ 独立すれば 思い切り 自由になって 羽ばたきませう
6
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詩月恵
ここまでと決めることなどできなくてあなたの全部欲しがるばかり
9
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樟
廃校の裏庭にあるベンチには幼き恋の落書きのこる
9
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木綿
天井にとまる羽虫を誰一人叩けず眺める一周忌の夜
15
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由良
隣にはいられぬ現実見ないふり ひと晩だけでも独り占めして
4
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