林ユキのお気に入りの歌一覧
山本克夫
悲鳴 ひとつひとつを薄紙に包んで月のひかりにさらす
10
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山本克夫
雪晴れの名も無き白をあつめては仔猫のような名前をつける
9
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垂々
川べりの体育座りの僕の横とろんぼーんと夕焼けの降る
24
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京
電波塔にひびくかすかな伝言は白いさそりのような雲だ、と
2
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紫乃
一言も言わなくていい みんなには踏ん張るための根がちゃんとある
4
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さとうはな
きよらなる幼子の寝息さらさらと深海に積む星砂となる
3
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さとうはな
水色のページをすべて切り取って蝶にし、飛ばす 土曜日の午後
7
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みなみぐち
きらきらとトランポリンを飛ぶ子ども水がしたたるサラダみたいだ
6
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みなみぐち
穏やかに恋は壊れてひっそりと砂のおやまをつくってるとこ
8
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はな
くちぶえのかたちがやさしすぎたので忘れてなんかあげない ずっと
10
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山桃
青雲の白き雪原踏み分けて子らはゆきけむセンター試験
14
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きりあ
雪女吹いて鳴らしたポッペンも寒さに壊れて悲しみ色に
17
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紫苑
冬空に生隔つるや天の川わたれる星のいのち燃やしつ
11
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飯田彩乃
手品師の顔を思い出そうとして思い出せずに春のあわゆき
6
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綿花
終わりなの?そのひと言が聞けなくて黄色い線の内側で待つ
11
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風橋 平
「一代」とそめぬかれたるをくぐるときこんむらさきに灯はぬくし
5
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只野ハル
ストーブの上昇気流天井の主なき蜘蛛の巣を揺らめかせ
10
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朔
身の内で飼う月青く制服のサナギの中で羽化を待つ蝶
9
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たんぽぽすずめ。
うさぎほど長くは無いがこの耳を結びたいほど君が恋しい
7
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三沢左右
青空を包み込みたるシーツあり幸せひとつ日曜の朝
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