林ユキのお気に入りの歌一覧
薫智
三日月の先が刺さっているように胸が痛むよ忘れられずに
7
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狭霧
群青を鋭利に裂きて鮮やかに白木蓮は天に咲きおり
15
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恣翁
海はただ 打ち寄せられし 牡蠣棚の 向かふに青く 煙りたるのみ
26
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狭霧
黄昏の日向水木の花陰の仄明るみに蝶はやすらう
10
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白亜
旅立ちに涙はいらない いちばんの笑顔をどこかで また見せてね
5
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風橋 平
瓦礫原へつづく道あり行き行けど 海祇の海 山祇の山
6
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聴雨
何ものに喩ふるべきやこの空を星ひとつ咲く春の夕暮れ
9
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山桃
われらまた世にさきがけるさくらばなほころびさける修羅のやまなみ
12
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さる
あの日からこれまでになきことつづくかなしい弥生けふで終わるか
8
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ことり
きららかに蜘蛛の糸見ゆさびしさを言葉に紡がず生きるものらは
12
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ことり
いずかたへ風は吹きゆくみずうみの波のみだれは限りもあらず
13
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やすむ
二階から本物本当の富士山をすんなり見てる奇跡らしいこと
8
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紫乃
天井の木目数えて18の時は短し 旅立ち前夜
33
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浅草大将
一群の菜花は土手に咲き初めてなほ陸奥へ行く汽車は来ず
25
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あんて
やわらかなホットケーキにはさまってゆっくり夢を見ていたい夜
6
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シュンイチ
やりきれない気持ちの春に 甲子園球児たちみな年下になる
6
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薫智
影をみて気づけることもあるんだよ希望の光うけていること
5
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風橋 平
さらさらとまよをおちくるゆきはいまみたまのかずとなりにけるらし
18
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風橋 平
震災の雪に青菜をひとつ買い夜へまぎれゆく人のいくたり
9
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風橋 平
されど皆ふるえ並べり配給の列の先には明日がある、と
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