林ユキのお気に入りの歌一覧
恣翁
焼き鳥の 煙懐かし 立ち飲みの 男の愚痴の 沁み込みし色
25
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さとうはな
オレンジの波のまにまの貝がらと 君のやさしさ数える夕べ
6
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水島寒月
屈託を抱へしままに灯を消せばひとつのみ鳴るとほきいかづち
5
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山本克夫
傲慢な言葉のなかでゆっくりと丸まってゆくひらがなのよう
4
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山桃
ふゆごもり心そめてよ青天にかざす梢のもゆるもみぢば
18
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ケンイチ
僕はもう地球を忘れしらじらと月の満ちたる雲間に眠る
6
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悠々
冬ざれに吉野櫻を見せばやと文くるるひと冬ざれのひと
20
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聴雨
歌うたふ一字一句もたがはずに認知症とは奥深きもの
17
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浅草大将
現せみの人は哀しもから意地をはるの心に冬を越えつつ
17
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風橋 平
改札機を順次閉ぢゆく夜の手よまた一つ閉づ 深き息して
6
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羽
なだらかな坂を見おろす視線なら全部あなたを忘れてゆける
17
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花鳥風月
本当の幸せってどれ? 問いかけはもういらないか君が横に居る
3
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新田瑛
森に逃げ込んでもすぐにわかりますオカリナの音を訪ねてゆけば
3
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山桃
よびかわす声のまぼろし若聞きにほうほうとして山ふかきかな
5
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御崎 耕
途中でも色はひろえるシリウスの描いた虹に会いにいくなら
21
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山本克夫
師走、師走。スタートライン 先生の心は遥かウサイン・ボルト
1
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風橋 平
套の字をみるたび冬のにおいする コートはためく背なかのような
4
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山本克夫
人魚姫のころのあなたは身を投げて声が無いのに泣いたと思う
13
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紫苑
この秋はあけび実らじ人造の丘しらしらと身を晒しけり
18
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水島寒月
小春日の草はらにゐてすずめ等の虫つひばめりまるまるとして
3
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