こるちぞうのお気に入りの歌一覧
積 緋露雪
死の影が忍びつるとて櫻樹は幹腐りても花絢爛と
8
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横井 信
春霞む星を見上げてぼんやりと生まれた街の風に吹かれる
14
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鞘森天十里
ベランダで鳥が囀るのをじっと窓辺で見つつ猫ナナッと鳴く
7
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茂作
ありや無し大和心を知らずとも 人の集えるやまざくら花
16
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ひな ろくろう
仰向けに本讀みをれば犬の餌ポケットを出て床に轉がる
6
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虹岡思惟造
蝸牛我に角あり槍もありナメるべからず食うべからず
9
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なりあきら
花咲けば 見馴れた木々を 見渡して 初めて気づく 可憐な小枝
9
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広葉樹
仄暗き木立の縁に紅を敷く椿の春も昏れ泥むかな
11
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卓
サイダーの ストロー風に 揺れていて 思い決めたか 戸も閉め忘れ
6
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積 緋露雪
春宵の冥き道行き何處までも只管に行く只管に行く
4
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滝川昌之
竹林で美声を磨く春鳥の気をそがぬよう息ひそめ聴く
22
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積 緋露雪
春雷の稻妻一閃天地割り轟音の中暴風逆卷く
3
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へし切
生きずらいこの世にあれば 我が儘に生きられるのならと ふと思う
15
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積 緋露雪
春の闇烟草吹かして更に闇潛りて潛りて尚も闇なり
4
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もちづきあきひろ
片足の鳩にパンをちぎり分け頑張れよとは我に向けてか
8
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ひな ろくろう
野良猫がいつも散歩に附きくるが吾と子犬のどこ氣に入りし
10
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久迷仙人
人の云ふ笑ひは同じ笑ひでも 人は顏から山は足から
12
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KEN
霞晴れ 遠く角ぐむ 磐梯の 雪解の音色 風に探れば
18
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舞
人魚らも 麗ら陽気に 出できたる 色新しき 春の大海
9
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へし切
満開の花もいつしか散り初めて 花の筵のそよぐ春風
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