こるちぞうのお気に入りの歌一覧
うすべに
笹鳴りの風はしずかに花散らす 夏のふりして春急きたてる
15
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雨夜
やみあがる玻璃のかけらは鎭めたし匣は綺羅張り御納戸色の
7
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雨夜
いかさまに空のころもへ魚子うつ雲は戲れ魚をかたどる
11
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横井 信
桜散る池のほとりでタンポポの綿毛を蹴って夏のはじまり
17
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里香
訳もなく 焦がれし夢なら いかならん 由あるゆえに 道行く我が身
10
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らくだより
思いきりペダルを踏んで自転車のかごに詰め込むさくら弁当
9
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横井 信
早朝の涼しい風に高鳴いて花びら散らす鳥の羽ばたき
15
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詠み人知らず
君に似た シーラカンスが泳ぐ部屋 甘い涙で眠りに落ちたい
5
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からっぽ
私の命に意味はあるかしら下らない問ひ反芻してる
6
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のぶ
リハビリと薬と注射どれがよい答えに詰まり医師の目を見る
10
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千葉 甫
窓からの陽ざしの机の上までは届かなくなる春は深まる
7
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明日歌
浮かぶ瀬もなかりけるかな春の夜の花びらの池 鯉は跳ねない
10
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茂作
野に滿つる菜花ひともと手折り來て 瓶にかざせば此處にも春が
22
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Aquarius
腰痛で正座が一番楽だった正座で眠るわけにもいかず
3
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へし切
青空の清々しきは 春の山 萌ゆる命の笑ふが如く
17
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鞘森天十里
この木には赤き小花ぞ咲きたると思い起こさる春の小径ぞ
6
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舞
ひと冬を 越えた枯れ葉と 湯の舟に ともに入りたる 深山湯の宿
17
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積 緋露雪
道に落つ櫻花びら血に見えて此處は地獄か此處は淨土か
3
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茂作
紡ぐのは詰まらぬ和歌の數々も また詠ゐたしやまざくら花
15
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行宮偏(仮之名)
小回りが利いてるのだろ逡巡を控えながらもよく曲がる線
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