飛和のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
寄り添いて 歩く道筋 手を繋ぎ 爽やかな風 背中を押して
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横井 信
早朝の会議をひとつ終わらせてそっと踏み出す五月雨の街
11
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ななかまど
傘に降る雨の重さを感じつつ遠回りして紫陽花の毱
15
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灰色猫
ありふれたごく平凡な手のひらで水を掬えばきらめくばかり
14
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灰色猫
儚さのすべてをかけて蛍らは愛を求めて光るのですね
11
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灰色猫
三日月と星のかがやく赤色のトルコの旗が夜明けのようだ
8
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横井 信
解体の工事現場の夏草に蝶は舞い降り集める陽射し
11
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灰色猫
旅をする人を描いた小説をバトンのようにあなたへ渡す
8
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茂作
蝸牛 雨の氣配も無き夕べ 裏葉に殘る銀の足跡
21
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ハーコット
庭先に一叢生うるクローバー占うように探る指先
7
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横井 信
街角に命の満ちる初夏の雨やさしく握るみどりの果実
16
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艸介
翠緑の滴るごとき山々へ はるかに渡る風になりたし
12
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灰色猫
いつからか重い荷物に慣れたのは涙の粒に慣れてきたのは
10
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横井 信
真夜中の駅のホームの屋根を打つ消えた予定にはずむ雨音
15
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灰色猫
水脈の通へる森の切り株に眠るかはづが龍を夢見る
7
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灰色猫
あるようにただあればいい生命を持つ持たないは重要じゃない
8
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水仙
人類の去りての後の花園で蔓薔薇ひとつ人馬像愛づ
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舞
廃屋の壊され残る葉桜の眺めて過ぎる春は何色
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横井 信
風そよぐみかんの白い夏の花 近づく雨の気配にゆれる
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花井和
「駆け込みの乗車はおやめください」と言うので明日に駆け込めよ君
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