朝比奈のお気に入りの歌一覧
ひげじぃ
いくつものバス待ち顔の傘越しに呼吸するごとネオン滲めり
11
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音弥
材質も重さも違う十字架を各々背負いて行くが人生
17
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つばす
秋深しもみじ舞散る能舞台 眼を閉じれば敦盛聞こゆ
7
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名鈴
旅居する 夫が消息 はつかにも 聞かせよ空を 渡る鳥ども
20
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葛城
夜の底に目覚めて聞けば静かなる妻の寝息の羨ましさよ
14
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ひげじぃ
過ぎし世の五右衛門風呂は錆びつきて歴史の館にぽつんと坐せり
8
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桃山
裏起毛スキニーだけでは心配でタイツまで履きちょっとそこまで
10
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橘
追い打ちをかける曇りの空の下早い黄昏街を覆いぬ
13
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葛城
暖房と味噌汁の湯気に目覚めする冷えも厳しき朝の食卓
15
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音弥
時間でも日でも週でも月でもなく年単位での終息を待つ
12
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橘
ティータイムカップのふちを輝かす金の西日に暮れる一日
14
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名鈴
曇り夜の たどきも知らず 言い掛けし 言の葉闇に 消え静まれり
23
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名鈴
川淀に 遊ぶ鴨らの 常よりも 睦ましく見ゆ 夫の居ぬ冬
20
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舞
時雨てはともに濡れつつ冬枯れの紅葉の果ての木々と我が影
7
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名鈴
あぢさはふ 夜昼知らず 何見るも 君うち偲ぶ 縁こそなれ
18
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ひげじぃ
バス停に間をあけ並ぶ傘ごとに足踏みしつつ子らは謡へり
10
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葛城
搔き集めまた搔き集む木の葉かな熊手のかなめ先に朽ちゆく
12
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卓
静かなる 星の光りに兵は 尽きた命に微笑むのみぞ
2
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音弥
生きの良い物と聞けども形と色どうにも食えぬ冬の生牡蠣
11
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緒川みるな
見霽かせば遠のやま山白々と美濃の御山に雪降りにけり
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