夕桐のお気に入りの歌一覧
恣翁
月を見て思ひ馳せたる彼のひとの 野辺の送りに見し彼岸花
18
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ひげじぃ
望月を離れて雲の切なさやふたつひとつの名月なるを
10
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へし切
名にし負ふ この望月の麗しき 心に見へし君が影かも
17
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恣翁
夕陽は茜の沓を履きて逃げ 代りし月ぞ 金の粉を吐く
19
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KEN
かぎるひと 思ほゆ程に 雲乱ふ 壱師稲穂の 燃ゆる中秋
16
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河のほとり
かなしみはかくこそありけれ白雲の立ちてもかつは風に消えゆく
14
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恣翁
秋の日は 毛氈に咲く花がらに 刹那の生命を与へたるかも
12
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ななかまど
山の端に陽の傾けば帰らんか小麦のルーのカレーなつかし
14
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滝川昌之
板ガムのクールミントのペンギンが見上げるような清秋の月
19
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名鈴
耳近く 思ふ心を ささめかむ 昼言はれぬが 夜ならば言はる
14
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朝比奈
山際を煙らす霧の忍び入り無双窓吹く白き荒南風
18
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へし切
秋津羽に夕日のかげを重ねては君が粧の木蓮の花
18
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名鈴
玉に貫く五色の糸より長かれと 柱に紅き須臾袋掛く
11
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柊+
霧の香を纏う山肌ひとふきの 風が運んだ秋の訪れ
15
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滝川昌之
寝返りの度にはだけた薄掛けをしっとり纏う鈴虫の頃
15
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横井 信
夕暮れの川面に踊る赤とんぼ夏の木陰の風にささやく
16
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KEN
鳴く蟲の 聲照り返る 光かも 醒める夜半ほど 月は美し
13
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名鈴
臥せりつつ 夢に現に 偲びしは 今と昔の 君の様様
13
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へし切
名残惜し愛しとや君を送り火の身を知る雨の降りやまぬ宵
18
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灰色猫
滅びゆく王であっても騎士ならば血ですら薔薇に変えねばならぬ
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