あぶくのお気に入りの歌一覧
名鈴
これまでの 己が境界 広げつつ 心を起こし 生ひ優るべし
15
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桃山
収集所に袋に入れて棄てられたゴミと同じか命複数
7
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へし切
おもかげを四葩の花に先だてて淡きおもひの恋ひ初めし頃
17
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柊+
心象のかたわら流る山里の 川辺にふわり咲く合歓の花
14
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空き缶
まだ好きで気持ちがどうも埋まらないいかに生きれば消し去れるのか
7
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ななかまど
いちにちの始めつかのま開きたりすがし光よ朝顔の青
10
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滝川昌之
似て遠しペットボトルと薬缶とじゃ麦茶のコクが香が薄く濃く
17
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艸介
朝方のバスを待ちたるきみたちの 手と手の距離があはく恋しき
10
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つばす
庭野菜 妻と良し悪し品評し レタス、キュウリが夕餉賑わす
6
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横井 信
草むらに光るしずくは六月の言葉に迷うおもい足どり
12
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び わ
懐かしい家内の手紙目に止まる宇宙で一番私の夫
9
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舞
斑鳩に飛鳥野に吹く風の色伝えて語る萬葉のふみ
6
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桃山
群れ集う小鳥ら去って覗き見るヤマモモの実の飽食の痕
11
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名鈴
日も差さぬ 奇しき岩の 深き洞 うつそみ誰も つひに来着かじ
10
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葛城
杣道を辿り疲れた身に染みる湧く石清水に喉潤せば
12
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恣翁
遠雷と告げられ 顔を見合はする夫婦の 老いて聾しぬるかも
12
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只野ハル
帰れないふるさと思う人を思う帰りたくないふるさとあれど
8
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ななかまど
ままならぬ生活思えばサージカルマスクとおして香る夏風
11
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滝川昌之
老い燕 子らに遅れて風を切る 追うが嬉しと涼しげに切る
19
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可不可
少し開けて臭いと又また蓋する 糠漬みたい コロナ対策
9
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