あぶくのお気に入りの歌一覧
恣翁
牛乳をこぼしつるごと 空白く 水溜まりにぞ 映りたりける
11
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千映2
晴れの日を日常の日に取り込んでこころに沁みる記念日創る
7
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空き缶
ただ側に居てくれただけそれだけでそれでよかった幸せだった
13
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横井 信
伸びてゆく青田の畦の夏草のかおる水辺を飛ぶオニヤンマ
16
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KEN
さくらんぼ 染まる上枝に 初時雨 眞夏を待たぬ 七日ばかりの
11
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御宿川蝉
逢ひ見しも 水無月の夜の短かくて 早き別れを 啼くほととぎす
11
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舞
おさな靴 造るひとあり履く子あり思いをこめて履かすひとあり
7
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び わ
そよ風に心ほぐれて目を澄ます聴こえぬ耳をやさしくかばい
4
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桃山
送り出す朝の笑顔は一万ドル戸越しに夫は片笑みていう
9
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詠み人知らず
麦茶冷え 一気に飲み干す 爽快感 汗を流した 部活の褒美
6
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へし切
人間に在りて七十有余年 こころにあるは君がことかな
12
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望月薫
瑠璃色の頭を垂れる紫陽花の見上げる空に笑みの満月
7
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夕桐
身を清め茅の輪拔くれば夏祓 雲間差し込む光翔けらむ
11
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夕桐
千万の顏に施す化粧より 心根さらす鏡ありなむ
6
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滝川昌之
あと二年勉強したいと言い出して末の子放さぬ吾の脛細り
14
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河のほとり
かよひ来るたそがれどきの風のみや草のいほりのわれをわすれぬ
13
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葛城
輕やかに河鹿啼くなり山間の早き日暮れの靜けさの中
10
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桃山
道端の草に紛れて灯をともすホタルブクロの花の淡色
10
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橘
ふっくらと実る青豆摘み採れば指に残りて匂う初夏の香
16
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谷村思亜
寂しさが 全身にはびこり尽くしゆく 一秒ごとにしんしんと冷ゆ
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