御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
舞
この地へと鎮め弔へ言霊を遺して哀しうたびとの墓
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蔓葵
寝覚めとふ月かとみれば朝日影みじかき夢もえこそ結ばね
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滝川昌之
長靴と傘が歩いているみたい小学生の梅雨の行進
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松本直哉
燃えつきて灰になるまで見まもりぬわかれし人の文を焼きつつ
9
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茂作
熊鈴の聞こえて來るや夏の日の 龍頭の瀧の流れすがしき
13
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松本直哉
うながされ子らは帰りぬ夕暮れの砂場にのこるトンネルひとつ
7
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へし切
人しれず恋ふれば苦し くれなゐに 末咲く花の色に出でずとも
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KEN
その人に 降る陽美し 両の手に をさなご繋ぎ まろきお腹の
10
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横井 信
リモートでできる仕事も手につかず見守る父の手術の経過
14
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茂作
一人住む友の小庭はつくろはず 昔のままの松は殘れる
11
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シダ
浮島を暫しとどめむ鎖かも今日のつとめと嚥下する錠
5
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葭堂
雨降りの 迎えの姿は 傘二本 記憶の奥の はるかかなたや
5
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スヌーピー
荒れ庭に咲く紫陽花のあでやかさ励みにせんと今日もリハビリ
8
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しきしま
見初めてし時は昔となりにけり苦しき恋を今日もするかな
5
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しきしま
我が宿のつらつら椿つれづれに見やればひとつうぐひすの声
19
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舞
咲き盛る菖蒲かたわら朽ちて散る白きむくろのリラの花房
12
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恣翁
雨に烟る午下の軒先 鮮やかな翠を見せたる釣り忍かな
11
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水紫
紫陽花の 花は盛りに 咲きにけり 居りし故郷を 思ほする今日
8
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さいおん
叢雨 亦巡来 束間 立待月乎 見者清毛
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杜鵑草
さみだれの露のたゆたふ葉と見ゆる額紫陽花のつつましき花
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