御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
舞
花を見つ花を浮かべつ干す酒にしばしとどめよ老いてゆく身も
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茂作
うらうらと長き春日の端居かな 咲くや散るやと眺め暮らしつ
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ぜんまい時計
灰色に咲きて揺れつつ乾きゆく 藤の告げしは夏の憂ひか
11
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杜鵑草
風は止みそぼ降る雨の春の朝珈琲の香の立つこともがな
14
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早乙女ん
夕風に 明け渡せし 我が心 そっと包むは ジャスミンのかほり
5
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鞘森天十里
朽ちし棚新しくして藤の木は蔓また伸ばしやや花つけぬ
6
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うすべに
襟たてる冷たい風にゆうげしょう 初夏の顔してうすべに揺れる
11
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千葉 甫
雲一つ無く広がっている空は霞か黄砂か曖昧な青
5
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小春空
記紀に聴く戦のりこえゆききたか危機に大江の翁のゆけり
4
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千映2
七十路半越えて出来たる友の居て人生こころの伸びしろのある
7
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千映2
空海を弘法さんという都艶やかなりし故郷恋し
8
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スヌーピー
歩くことつひにできなくなりにけり ツツジの小道歩く夢見たり
10
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只野ハル
延々とネットラジオのバロックを流し続ける曇天の午後
12
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大獏
木漏れ日は桜並木の青葉から 程よき風とはためく背広
8
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横井 信
週明けの冷めたこころは曇天の雲の向こうのぬくもりを待つ
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早乙女ん
便り來づ 心は千々に 亂れしも トントン刻む 千切りキャベツ
4
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萱斎院
あきに言ふからくれないのたつた川 花のにしきに春雨ぞふる
10
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うすべに
散り敷いて色をふかめるやえざくら 少女ふみ行くくれないの雪
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しきしま
花もなく空さへ薄き川の辺にそよと風吹く春の夕暮れ
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広葉樹
ぬか雨にぬれ染む青葉しめやかに琵琶湖疏水を若鮎のぼる
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