波端のお気に入りの歌一覧
KEN
赤らみて 何を語らむ この一夜 東風荒ぶ間 月の爪影
11
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こるちぞう
誰も居ぬ部屋の燈りは電球のまた磨り硝子越しのいにしへ
10
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茂作
ふる里に待つ人無くも父母と 摘みしわらびの山訪ねたし
20
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杜鵑草
潮待たばやがてかなはむ時つ風吹くも慣らひと思ひ知るべし
13
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さいおん
辛苦 晩去日鴨 歌輪 吾待将居 君之亦詠
16
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シダ
むすぶ手も知らずむすびし薄氷の割れてしづけし冬のつとめて
10
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へし切
うたのわの友 去り行けばつれなしと 跡の哀しき 詠み人知らず
16
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さいおん
見常 継語尓 不念尓 言問人跡 詠交鴨
10
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シダ
来し方の足跡はるか途切れざるそのいとほしくいとはしきこと
11
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詠み人知らず
あなたより 朝かげ零す羣山の けざやかなりて埀冰かがやく
4
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さえね
水音をひとり枕に聴きながらしんしんと冬の夜は深くなる
16
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詠み人知らず
冬空に仕舞ふひと日の陽も失せて灯るが如く水仙の白
14
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KEN
陽と鬱を 瀬に織り洗ふ 細指と 思ほゆ溪の 冬木立かも
13
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ななかまど
山茶花の花散り始む胸底に言わず過ぎたること積もりおり
20
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萱斎院
たのめこし花咲くと見しあはゆきの はかなきゆめの行くへも知らで
11
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詠み人知らず
今日ひと日無事に私を終へたなら未だ見ぬ明日の花に逢へるを
16
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さいおん
不逢日 久在者 白栲 吾衣袖 干時者無
10
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へし切
ぼんやりと ぼんやりとして過ぎてゆく 愛ほしきかな 僕の一日
14
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松本直哉
ただ光のみ糧として生きてみたい青い葉をもつ草木のやうに
4
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KEN
ほしぼしと さへざへ競ひ しのに咲き 熔けて凍てつく 山茶花の色
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