波端のお気に入りの歌一覧
へし切
ひらひらと四月の空を舞ひ散るは 春のなごりや 花のあとかな
18
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わかばみち
来し方を忘れるほどの平和さに身を浸しいて桜満開
11
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ななかまど
春のひかり芽吹くものらに優しくてイヌノフグリのめぐり明るし
16
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恣翁
ほころぶる花の匂ひに 風わたる弥生の空は 重たかるらし
18
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はなしのぶ゙
はつかなる風に花びら散らしめてわれが奧処を染める雛芥子
9
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茂作
人棲まぬ家にも春の訪れて 辛夷の花は咲きて散りけり
20
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さえね
花びらも雪も分かたぬ夜なればましろき闇に迷いこみにき
12
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シダ
つきしよの名残りやしらむ山はだの梢を霰と打てばふるらむ
7
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こるちぞう
どこまでも行けばいけるが堅雪の朝日に光る今のうちなら
8
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聴雨
久方の雨聞き眺むにはたずみ流るる水脈に行く方を問ふ
8
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雨夜
あまぎらひ降り來る雨は奏樂す誰にも見えぬ路地の桐の葉
2
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シダ
帰るべき海もはやなく埋立のゆふべみな門の陸にたつ雨
6
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さいおん
橿原 野辺路往 明日香行 甘樫花 萌来鴨
14
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へし切
春うらら うつらうつらと午睡かな 通ふ夢路に 君を恋ひつつ
18
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里香
北風吹かば 君へ届けよ 恋病 吐息奪いて 熱も移せよ
11
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こるちぞう
屋根かすめ銀色つばさ搖れ光る白鳥たちはゆるりと北へ
12
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恣翁
温き風 雨を含みて閣に満ち 汀の柳を吹き流せりき
14
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KEN
山城の 搦手漫ろ 消ぬ道に 標と哭きぬ 木間の鶯
11
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山桃
人訪えば憂きこと知りぬ勿忘の名のみ残れる草原の花
8
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さいおん
夕之雖在 未明寸 東 天望月 見者清毛
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