雨夜のお気に入りの歌一覧
ななかまど
起きてよと鋭く鍬を入れゆけば春の匂いに変わりゆく土
16
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さいおん
春日野 今宵天 雲立而 星不所見 背之遠鴨
4
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ななかまど
地に染みる弥生の雨の降る夜半に山から田へと神は降りくる
15
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シダ
見やれども見果つるまでの虚無のみと覚ゆる夜には引き潮を待つ
5
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波端
夕闇のうす紫に身を染みて星と列なるはなにらの花
4
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波端
はこべらのちひさなる手を春空に捧ぐるやうに花咲きゐたり
6
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波端
靜謐の守手なれば水仙は古道に添ひて森は闃たり
6
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波端
月の神酒含みて紐解ける華のいさよふ夜を戀ふ紅天蛾
2
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灰色猫
気がつけば迷子になって怖くってなのになんでかめっちゃ楽しい
12
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ななかまど
北に浮く柄杓の長さ目で追いぬ北極星は記憶の座標
16
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ななかまど
枝先にふんわり咲いた雪花を風のこぬまに朝陽と仰ぐ
12
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ひげじぃ
いくつものバス待ち顔の傘越しに呼吸するごとネオン滲めり
11
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波端
半月の際にひかりをいただきてたつアペニンの山脈しづか
9
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滝川昌之
朝もやの立つ山並に点在し車窓から狩る紅葉の清し
13
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茂作
蜘蛛の巣に掛かりて殘るわくら葉を くるりと廻す柔らかき風
14
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名鈴
夏の夜の 密かなる花 烏瓜 名と逆しまに 白く透き咲く
21
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ななかまど
風息や枝垂れ柳の服うて風の形に揺れてなびきぬ
10
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波端
梟の目をもてみなば眞夜中の虹の入江やいかにみえまし
2
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名鈴
雲間より 催し顔なる 後の月 大宮人を 見に行き来さす
12
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さいおん
秋風乃 寒夕尓 鴈之鳴乃 鳴渡流音 聞者寂茂
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