稲千代のお気に入りの歌一覧
名鈴
若ゆてふ 菊の着せ綿 二人して 差し並びては ならむ秋の雛
7
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名鈴
咲き初めし 菊と酒とを 並べては 訪ひを待つ 重陽の夕
10
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滝川昌之
前かごの LLBeanのトートには タオルとスーツ 社まではペダル
14
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艸介
変わりゆく星を憂いて泣く人の 声掻き消して喇叭が響く
7
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みをつくし
ゆゑなくも心とらはれもの思ひ 白梅咲きにし六年の春
18
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うすべに
空澄んで夏の暑さを吸い込めば 色を深めるむらさきしきぶ
8
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ななかまど
つぼみ良し花もまた良し秋桜は節の儀式も無きままに秋
15
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滝川昌之
三日目のリハビリ室にて優先は古株からとの序列に気づく
15
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名鈴
夏果てて 飽きて置かるる 扇かな 取りてならすや 移り香ぞする
11
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名鈴
野の末の 浅茅が宿を 月読が やおらに照らす 望月の夜
15
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谷村思亜
決意するごとに試練はあるものの 世界を愛す心は離さじ
3
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滝川昌之
死に場所にたどり着いたか橋脚の陰に陣取り動かぬ野猫
15
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ななかまど
花もよし木肌もよろしサルスベリ好みて呼べばその花になる
13
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滝川昌之
その日からサツキに傘を貸してからカンタに増えた目指すべきもの
14
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滝川昌之
小粒でも台風からの千切れ雲 山椒のごとくしびれる驟雨
15
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ななかまど
過去がみな写真となりて残るならでかく作らん終活袋
9
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名鈴
異国に 由はありとも 大和にて 美しく雅ぶる 有職文様
12
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横井 信
マスクしたままに過ぎ行く夏の日にもう半分の月は見下ろす
13
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艸介
恋焦がれ頭を垂れて待ち侘びた 庭木を撫でる久方の喜雨
9
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名鈴
花野とは 春の野辺かと 聞き做すに 秋草咲きて 乱るるさまかし
10
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