艸介のお気に入りの歌一覧
茂作
奧飛騨の宿の軒端の唐辛子 赤に染まりて紅葉誘ひぬ
17
もっと見る
へし切
秋暮れて枯れゆく小野の浅茅には君をしのぶの草ぞおひける
14
もっと見る
ななかまど
猫おもう吾の地軸は変わらぬが猫の地軸は猫のままなり
15
もっと見る
呼吸
何事も影芝居になるくらしにて夜の深まりようといったら
6
もっと見る
滝川昌之
駆け足で過ぎていきそな秋だから釣瓶落とさぬ蓋をしておく
17
もっと見る
詠み人知らず
夕焼けに 寄り添い歩く 二人連れ 影は薄まり 溶ける繋ぐ手
8
もっと見る
音蔵 雅秀
冷へ冷へと 月光照らす 雪の道 吐く息白く 口笛の澄む
6
もっと見る
L.C
秋桜差し交ふべからず猩々木 のちのあしたは侘び寝わりなし
5
もっと見る
舞
荒れ果てた花壇一輪秋の花せめて陽よ降れ木枯らしの間に
13
もっと見る
よひら
穏やかな滝の流れる音になりいつの間にやら秋の水かな
6
もっと見る
よひら
皆だまり足湯につかるだけなれどなぜか一つの生命となる
6
もっと見る
恣翁
古びぬる大社造りの神殿と舞台 篝に揺らめけるかも
10
もっと見る
草木藍
ひと夏の役目を終えた花ござを畳めば仄か藺草の香り
14
もっと見る
杜鵑草
みさをなる心なりせばよからましあやにくげなる瀬戸の夕暮
8
もっと見る
滝川昌之
白は僕マゼンタ色は君だから秋桜二輪風に触れ合う
17
もっと見る
ななかまど
いつまでも母の居るとふ錯覚の夕べの夢の続きをさがす
19
もっと見る
凌霄花
気怠さに纏いつかれた老いの身にここまでおいでと秋の虫鳴く
14
もっと見る
へし切
おやすみと夢に誘われ明日は来る今日の涙はかわき消えゆく
15
もっと見る
舞
夢のなかエルフのごとく老いぬままあなたは僕に星の名を問う
12
もっと見る
夕夏
なにくそとながいもうしょをくぐりぬけめげるこころにあきかぜのふく
7
もっと見る
[1]
<<
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
>>
[51]