艸介のお気に入りの歌一覧
ましまし
紙走るシャーペンの音と蝉しぐれ 解答用紙の白光る夏
12
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滝川昌之
儚きは薄日が落とす蝶の影 羽化も乾かぬ舞いの危うげ
19
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葭堂
思い立ち 車走らせ 向かう先 理由はひとつ 海が見たいの
4
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うすべに
きまぐれに流れて隠す墨の雲 月待つ花の涙も知らず
9
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ケンイチ
こだわりを幾つか捨てて真っ直ぐな青が眩しい夏のはじまり
11
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やまざくら
想ひ出と 言ふには今も くきやかな 彼の日彼の花 君在りし刻
6
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名鈴
蹲に 水浴び遊ぶ 若雀 荒梅雨耐へて 辛く生くかな
14
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舞
突然に夜半に鳴きだす蝉いち羽俺とおんなじ夢を見たのか
11
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普徳亭大崇
苔むした 墓石に降りし 五月雨は 天が手向ける 閼伽水と見ゆ
10
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うすべに
虹を待つ おきつねさまの夕立に 東の空を見つめてた夏
10
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みのる
ホームとの隙間の闇を跨ぎ越し今日もわたしは仕事に通う
5
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菜々子
僕じゃない 別の誰かに 恋をして 微笑む君に 僕は恋した
10
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葭堂
夜の駅 夜行列車の行先に 故郷を見つけた 時代過ぎ去る
5
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KEN
その七日 夏の光も 見ぬままの むくろを洗ふ けふの雨かな
12
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舞
遠い日のつばさ持つ背の少年の時と夢とを持て余す日々
7
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コタロー
梅雨の日の窓より見える水溜り咲ゐては消ゆる水輪の調べ
11
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只野ハル
異世界に繋がるような廃線のトンネル跡を通り抜けても
11
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名鈴
夕立の 雲と競ひて 急げども 追ふ雨に負け 君濡れ鼠
12
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恣翁
新緑の 窓に零るる薫りにし 午睡覚むれば 糸雨烟りけり
14
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青緒
諦めの鋏を右手に 膨らんだ恋の蕾の前で立ち尽くす
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