艸介のお気に入りの歌一覧
へし切
四月入るはや言の葉は夏の季語 春の弥生に夏日ありしも
15
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舞
ひと知らぬ み山雪の間 福寿草 秘めやかに咲く北国の春
3
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夕夏
小春日に梅の花蜜啄みてちゅるりちゅるりとメジロが踊る
2
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洩矢転石
「桜より梅が好きよ」ときみはこの春に誰かと笑うだろうか
2
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へし切
菜の花や一雨ごとに暖かくなると思えば花冷えもまた
13
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兎桃
陽だまりの軒に吊るした洗濯の乾く速さに春来るを知る
11
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うすべに
むらさきの絨毯ひろげ お彼岸の花持つひとをふわり見送る
12
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狂い咲き
木毎には 花ぞつきたる 紅白の天霧惑う 鶯の声
8
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呼吸
たまに歌を詠んでは酔った心地する何事もない庭見つめつつ
2
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茂作
そらまめの花を結びて伸びのびと ひと日一日に空に近づく
17
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へし切
鎮魂のその色白き木蓮花 悲しい色やね 愛しい花やね
16
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谷真澄
恋や乞いなすやなさぬや駆け引きを誘いかけましょ素知らぬふりで
9
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舞
早蕨の出でくる季節故郷の融く雪清し山の渓水
13
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笹舟
自鳴琴 錆びつく櫛歯欠け落ちて 鳴らぬ音こそ愛し昔日
6
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夢花火
打ち上げて パッと咲いたは 夢花火 散らぬようにと 星にぶら下げ
5
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シダ
山はだの早蕨の香を告ぐる風聞くべき人の已になき春
11
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へし切
夕暮れは春を近みかぬばたまの今宵の月夜かすみたるらむ
28
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痴光山
春畑の雄雉のひとみに気配あり 畔の鴉は脚の動かず
5
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ななかまど
一畝を耕しふいにわきあがる結句七音みみずが笑う
17
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洩矢転石
「人生は旅だ」ときみが言ったから「きみは駱駝」と言ってしまった
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