詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
西比利亞の 永遠に凍れる 土にほふ 聲渡るなり 月抱く瀬を
8
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横井 信
秋の野を支配してゆくアワダチ草も月のひかりはやさしく照らす
10
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南都
寒い日が續くと古い傷などは痛みもします生きてゐるので
9
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横井 信
在勤で机をうばう父の背にあかるい声のテストの結果
14
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名鈴
被せ綿を 九重にして 奉らむ 千代に続くぞ 君が菊の宴
7
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ななかまど
重なりて栞によき葉かさなりて読めぬ歌の碑指でなぞりぬ
9
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みをつくし
花梨の実 たわわに熟れて色づけど あるじ代はりて打ち棄てられし
17
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滝川昌之
かぼちゃ色の夕陽に暮れる街中でコウモリたちがねだるキャンディ
18
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KEN
たまぼこの 路の楓の 燃ゆる朝 うつつへ逃げる 雲の影かな
10
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ながさき
ベランダの 物干しざおに 羽やすめ 何か言いたげ トンボ悲しも
12
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滝川昌之
編む妻の温みよ届け三度目の一人の冬に向かう息子へ
23
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ななかまど
シニア割りという特権を使うときありがたく見る高齢の文字
9
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名鈴
雲の上の 宴の様を 伝へ聞き 御酒有らなくに 酔ひたる心地
12
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みをつくし
屋敷町 見越しの松は見ゆれども 粋な黒塀いづこにありや
16
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和花
寄り添ひてうち重なりて霜を待つ緑しづもる山もみぢかな
7
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ながさき
福島の 原発事故の 影響か トンボがいない 蝶々がいない
8
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和花
つややかに柿の実ひとつ熟しゆく午後の陽だまり母の面影
6
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梅星
海雪の降るや消えにし淡雪の如くにもがな跡も残さず
13
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横井 信
暮れてゆく窓をみつめてふりかえるノートにおどる今日の足跡
7
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舞
すすき穂か揺れて呼ぶ月寂しげな痩せた三日月我が影写す
7
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